
アメリカではコロナ第2波が懸念されているようだけど、
株式市場はまた暴落するのかな。。
6月11日のニューヨーク株式市場は、1800ドルを超える急落となり、この値下がり幅は過去4番目の大きさとなりました。
雲行きが再び怪しくなってきましたね。
実際にコロナ第2波が起これば、株式市場への影響はどのようなものになるんでしょうか。
コロナ第2波への懸念

6月11日のニューヨーク株式市場の急落は、「コロナ第2波への懸念」と理由付けされていますが、本当にそれが原因かはさておき、まだ第1波も収まらぬ中、感染者が再び増加していることは大きな問題ですね。
また、現在アメリカでは大規模抗議デモが起きていますが、これが感染者数の増加につながる可能性もあります。
経済活動がようやく再開してきている最中なので、再び停止してしまうようなことがあれば立て直しが困難になるはずです。
実際、人口の多い都市部でも感染者数が増加傾向にあるようなので、第2波が現実味を帯びてきています。
ほかのコロナウイルスは、同じ年に再感染する可能性があることが研究で明らかになっているようですが、現在騒がれている「新型」もその可能性が懸念されています。
ワクチンが完成するまで時間がかかるようですし、遅かれ早かれ第2波はくると思っておいたほうがいいかもしれません。
株式市場への影響

3月にコロナショックで安値をつけてから、世界的にも株価指数は値を戻しているのが現状で、実体経済とかけ離れた動きになっているため、コロナバブルとまで言われている状況です。
足元の企業業績を見ると、下方修正を出す銘柄が多く、さらに次期予想も未定とした企業も数多くありました。
GDPを見ても前期比で減少しており、失業率も高い状態です。
そんな中でのニューヨーク株式市場の大幅急落なので、今更第2波を理由に下がったというよりは、実体経済に反して買われすぎだったことによる自然な下げだったと思います。
ただ、今後も投資を続けるにあたっては、コロナ第2波がくるのを想定してポジション取りをしておく必要があります。
コロナ第2波がくるのを前提とすれば、株式市場にはどの程度影響してくるでしょうか。
もしそうなれば、再び経済活動が止まり、さらに倒産する企業が増え、雇用が減り、消費が落ち込む、そんな状況になりかねません。すでに現在でもそのような状況ですからね。
いよいよ3月の安値も下に抜ける可能性があるでしょう。実体経済と株価との差がいつまでも大きく乖離しているはずがありません。
しかし、各国の政府、中央銀行等が株価を下げないためにあらゆる手段を使ってくるのも想定できます。
となれば、一旦は大きく値下がりするにしても、実体経済との乖離は埋まらぬまま、横ばいまたは上昇する流れではないかと想定しています。
さいごに

コロナ第2波がやってくるのを想定すれば、まだまだ下落余地があるはずです。現在でも高いくらいですから。
しかし、コロナ第2波が起こらないに越したことはないので、是非とも食い止めて欲しいところです。
※この記事は、あくまでもコロナ第2波が起こることを前提とした、個人的な考えによるものです。決して投資判断を促すものではありません。